肥育場で過ごす馬
直接型の救済支援
~命をつなぐ、第二の馬生へ~
🎠 競馬の華やかな舞台の裏で
毎年7,000頭以上のサラブレッドが誕生し、競馬ファンを魅了するレースに挑みます。しかし、引退後の競走馬たちの多くは、食肉として処分されるまでの間、肥育場での過酷な日々が待っています。いわゆる行方不明とされる引退馬たちの実態です。運動の自由もなく、ただ太るために飼育され、最終的には3~4ケ月で、食肉センターへと送られてしまう現実があります。
競走馬として生まれたサラブレッドは、食用として飼育される動物とは性質が異なり、競走馬は血統や配合を考え「走らせるために産ませてきた」という背景に、人間の都合や期待が大きく関わっているものと承知しています。
本来は国や競馬主催者、馬主が一定の責任を持つべき問題です。但し制度が整うまでには時間がかかります。だからこそ、私たちのような民間団体が先に動き、モデルを示し、社会に問題提起していくことが重要であると考えています。

🛡 Retouchの取り組み
Retouchでは、肥育場にいる馬たちを支援者様との協力の中で直接的に保護し、人との信頼関係を再構築することで、乗馬や教育・観光・福祉など多様な分野で再び活躍できるよう支援しています。肥育場からの馬の直接救済支援とは、殺処分や肥育場から食肉センターに送られる危機にある馬を支援者が直接引き取ることで命を救う制度です。Retouchでは、以下の費用をご負担いただくことで、馬の所有権を支援者に移し、継続的な飼養管理を行います。この支援により、1頭の馬が命をつなぎ、人と共に生きる道を歩み始めます。
| 内 容 | 詳 細 | 価 格 |
| 馬代金 | 肥育場から馬を購入する費用 | 80万円 |
| 輸送費 | 肥育場から施設への馬輸送費 | 10万円 |
| 馬の預託費用 | 馬の生涯の預託費用・管理費 | 400万円 |
総合計490万円(税別)
※別途、装蹄費と獣医費は必要となります

🤝 契約の詳細について
この制度は、今現在肥育場で過ごす馬を支援者が直接引き取ることで命を救う制度です。Retouchでは、上記の費用をご負担いただくことで、馬の所有権を支援者に移し、Retouchでの継続的な飼養管理を行います。なお、上記のプランは、Retouchによる善良な管理において「学校」「福祉」「観光」と連携しながら馬たち自身が活躍していくことで、馬の生涯の預託費用を400万円(一括払込型)としています。月額契約の場合は、基本預託費用は原則12万円(税別)となります。
📍 提携施設
- 東関東馬事高等学院・専門学院(千葉県)
- ホースレスト(大阪府)
📬 ご相談・お問い合わせ
肥育場からの馬の引き取りに関するご相談は、こちらの [お問い合わせフォーム] より随時受け付けております。